最新ニュース20111113a
【APEC】日米首脳会談要旨
出典:産経新聞 平成23年11月13日
【環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)】
野田佳彦首相 TPP交渉参加に向けて関係国との協議に入ることとした。東日本大震災があり、慎重論も強かったが、日本を再生し豊かで安定したアジア太平洋の未来を切り開くため、自分自身が判断した。大統領の協力を得たい。
オバマ米大統領 首相の決断を歓迎する。今後の協議の中で日本側と協力していきたい。各国が高いレベルの合意に向け準備する必要がある。
【普天間移設問題】
首相 環境影響評価書を年内に沖縄県側に提出する準備を進めている。米国側からも、(米海兵隊の)グアム移転の着実な進展を含む沖縄の負担軽減について協力を得たい。
大統領 日本側の取り組みを評価する。さらに前進することを期待する。
【日米同盟】
大統領 米国のアジア太平洋地域の施策の礎だ。その強固な関係はアジアのみならず世界にとっても大変重要だ。
首相 アジア太平洋地域で米国のプレゼンス(存在感)が高まっていることに勇気づけられている。この地域での経済のルールや安全保障秩序の構築などに日米両国が緊密に連携していきたい。
【米国産牛肉の輸入規制】
大統領 科学に基づいて解決されるべきだ。
首相 牛海綿状脳症(BSE)対策全般の再評価を行うこととし、食品安全委員会への諮問の準備を開始した。
【北朝鮮問題】
首相 北朝鮮による具体的行動を引き出すことが重要だ。先の米朝対話で拉致問題に言及してくれたことに感謝する。
両首脳 日米韓の緊密な連携を維持すべきだとの認識で一致。
【ハーグ条約】
首相 国内担保法案とともに(条約承認案を)来年の通常国会に提出することを目指して作業を進めている。
大統領 日本側の取り組みを評価する。
【東アジアサミット】
首相 地域の共通理念や基本的ルールを確認し具体的な協力につなげる首脳主導のフォーラムとして発展させたい。
両首脳 地域の政治や安全保障の課題を扱う主要なフォーラムにすべきとの考えで一致。(ホノルル 坂井広志)
更新 2011-11-23 (水) 20:22:15
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